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珍しい物語と奇跡 食べ物

インバウンドに沸く大阪市、世界都市ランク35位…

 森ビルの調査研究機関「森記念財団都市戦略研究所」(東京)が発表した2024年の世界の都市総合力ランキングで、大阪は35位となり、前年よりも順位を二つ上げた。順位上昇は8年ぶりで、訪日外国人客が増加した影響が大きかった。  ランキングでは、世界の主要な48都市を対象に、〈1〉経済〈2〉研究・開発〈3〉文化・交流〈4〉居住〈5〉環境〈6〉交通・アクセスの6分野で、計70の指標を評価。総合のトップは英ロンドン、2位は米ニューヨーク、国内では東京が3位、福岡が42位だった。  大阪は指標別で、外国人訪問者数の順位が20位から6位に上がったほか、国内・国際線旅客数、ナイトライフの充実度といった観光関連の順位の上昇が目立った。16年には総合で22位だったが、その後は企業集積をはじめとした経済分野などが低迷し、順位の下落が続いていた。  25年には大阪・関西万博の開幕が控えており、同研究所は「文化・交流や交通・アクセス分野への好影響が予想される」としている。
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100歳を迎えた人間国宝の染織家 次世代に託すメッセージとは

  紬織つむぎおり の人間国宝で文化勲章受章者の志村ふくみさんが9月に100歳を迎えた。一貫して草木染にこだわり、故郷の琵琶湖沿岸の風景や古典文学、時には現代アートや音楽にも想を得て、自らの内面を織物に昇華させた作品の世界は、若い世代にもファンが多い。その源泉をたどる記念の展覧会が、東京都港区の大倉集古館で開催中だ。随筆の名手としても知られ、自然と人間との関わりや日本文化について深く考察してきた志村さん。激動の「1世紀」を生き抜き、その先にどんな風景を見ているのだろうか。 写経、和歌に親しむ日々――失われゆく日本の自然・手仕事の文化に危機感も  「もう、100歳ですよ」。京都・嵯峨野に10月上旬、「百寿」を迎えたばかりの志村さんを約3年ぶりに訪ねると、晴れやかな笑顔で迎えてくれた。生き生きとした表情、張りのある声が変わっていないことに驚きを覚えるとともに、 安堵あんど した。  志村さんは1924年、滋賀・近江八幡生まれ。東京から戻って離婚を決意した31歳の頃、母の手ほどきを受けて織物を始め、かつて農家の女性の普段着とされた紬織を芸術の域に高めた。現在は般若心経の写経を日課とし、和歌の本を読んだり、軽い体操をしたり。娘で染織家の洋子さんによると、着物や帯のデザインを色鉛筆で描き、工房で織り上げた作品や草木染の糸を手に取って意見を交わすこともあるという。  梅や桜の枝、紅花、 茜あかね 、ヨモギ……。志村さんは平安時代の面影を残し豊かな自然に囲まれた嵯峨野に工房を構え、様々な植物染料で絹糸を染めることを「命の色をいただく」と表現してきた。近年は身近な自然が失われゆく状況を憂えるとともに、加速する着物の文化や手仕事の衰退への危機感も強い。11月まで滋賀県立美術館で開かれた回顧展に志村さんは、「私の生きた一世紀と、次の一世紀を思うと(環境の変化に) 慄然りつぜん とする」という所感を寄せた。「着物は日本人の魂というのが持論ね」と洋子さんが語りかけると志村さんはうなずき、「私は(本にも)そう書いています」と強調した。 米寿を過ぎても高い創作意欲、国内外の文学・美術にも触発 志村さんの京都の工房に筆者が通い、長時間のインタビューを重ねたのは2012年秋から13年春にかけてのことだ。読売新聞朝刊の長期シリーズ「時代の証言者」でその歩みをたどり、計20回余りの連載(「染めと織り 志村ふくみ」として後に書籍化)にまとめた。取材期間中に米寿を迎えた志村さんは、工房で弟子たちとともに絹糸を染め、ほぼ毎日、機に向かって精力的に作品を生み出していた。 凜りん としていながら、たおやかなたたずまいの中に、創作への意欲がほとばしるようなエネルギーを感じた。  今回、大倉集古館に展示されている着物の製作年を見ると、2012年~14年前後の作品が目に付く。30歳代に入って織物を始めてから、染織家としていくつも作ってきたピークの一つが、米寿の頃から90歳にかけてあったのは驚異的なことだと思う。 たとえば、長年作品を愛読してきたオーストリアの詩人、リルケへの憧れを春の野草の繊細な色彩で表現した「柳の国」(2012年)、リルケ作品から名付けた重厚な「悲歌」(同)。この頃、志村さんはリルケの作品について思いをつづった書籍も 上梓じょうし している。   可憐かれん なピンクの格子柄が印象的な「舞姫」も2013年の作で、工房で蚕から取った透明感のある糸、 生絹すずし を紅花で染めて織ったという。この頃、志村さんは水俣病を描いた作家、石牟礼道子さん(2018年に死去)の新作能「沖宮」の上演に向けて衣装の監修を依頼されていた。主人公の少女の衣装に石牟礼さんが所望したのが鮮やかな紅色で、「舞姫」については「まず(紅花で)1作をこころみた」と志村さんは作品集に記している。  石牟礼さんとの交流は、東日本大震災を契機に一段と深まり、人間と自然の関係に対する2人の深い憂慮は、魂が響き合うような往復書簡に結実した。  志村さんが娘の洋子さんと染織の学校「アルスシムラ」を2013年に開校した背景にも、震災により自然と手仕事の未来に強い危機感を覚えたことがあったようだ。この頃の志村さんの原動力の一つに、震災と原発事故による衝撃があったのだろう。  その一方で、90歳を目前にした染織家の自由な発想力も際だっている。お気に入りのジャズのCDカバーに触発されて織り始めたが、完成に近づくと一遍上人の「聖絵」が浮かんできたという「諸国遊行」(2014年)、ベートーベンのバイオリン・ソナタを題材に、リズミカルな格子柄に躍動感がある「クロイツェル・ソナタ」(2013年)――。 東京で100歳記念の回顧展 12月17日から後期展示  志村さんの100歳記念の回顧展は10~11月に滋賀県立美術館でも開かれ、主に同館所蔵の作品が並んだ。大倉集古館の展示はその巡回展ではなく、志村さんが手元に残してきた着物を中心に個人蔵の作品約60点(前期、後期=12月17日~2025年1月19日=で入れ替え)を集めている。  展示室に入ると、まず目に入るのは1950年代、織物を始めた最初期に製作した帯や、母・小野豊が手がけた着物などで、貴重な作品が並ぶ。初めて自作した着物「秋霞」は、かつて農家の女性らが糸を惜しんで作った「つなぎ糸」を濃紺の地に差し入れるように織り上げた記念碑的な作品で、日本伝統工芸展に入賞した。志村さんに織物を勧めた思想家、柳宗悦の民芸運動の影響を感じさせる初期の作品はどこか質実な雰囲気が漂う。京都に工房を構えた40歳代半ばからは独自の作風を確立し、扱う植物染料の幅も広がって作風も多彩になっていったことが伝わってくる。 「第五、第六の季節を生きる」透徹したまなざしと次世代への思い  志村さんはかつて、随筆に「第五の季節を生きている」とつづった。人生の四季を超えた「厳冬期」を迎えているのだと。米寿の頃のインタビューでも「今は第六の季節でしょうか。すでに自分の中には、何割もの『死』が入っている。その現実を受け止め、残りの生を、どうやって一日一日を生きていくか」と話していた。  たゆみなく織物の道を歩んできた志村さんは80歳を前に初めての「スランプ」に陥り、染織から遠ざかったことがある。「二度と機の前に座ることはない」と思っていたというが、その間に端布によるオブジェの製作などの新境地を開き、2年余り後に「復活」。ライフワークの琵琶湖を題材にした「湖水シリーズ」の新作、優美な色遣いで表現した源氏物語の連作などを次々に生み出した。今回の展示にはその頃の作品も目立つ。  さらに米寿の前後は作品制作に打ち込む傍ら、国内外での展覧会や講演などで多忙を極めていった。充実した日々の中でも、志村さんは自らを「厳冬期にある」ととらえる透徹したまなざしを持ち続けていたのではないかと思う。その一方で、常に工房で若い弟子たちとともに仕事をすることを大事にし、「いつもどんな色に染まるか、ワクワクする」というみずみずしい感性を持ち続けてきた。...
動物

氷に閉ざされた犬を救出しようとした家族は、驚くべきことに気づきました

ダリウスは家族と一緒に雪の森を歩いていたとき、古びた家を見つけました。ダリウスの一番下の子供であるマーカスは、庭にかわいい犬がいるのを発見しました。ダリウスは柵を乗り越えて犬に近づこうとしましたが、家の中から怒った声で立ち去るように叫びました。でも、ダリウスはその声に耳を貸そうとしませんでした。 しかし、彼が犬のそばに着いて、その足元にあるものを目にしたとき、彼は声の主の言うことを聞いておけばよかったと後悔しました…
動物

ヒョウが毎晩牛を訪ねてくる – 農家が見つけた衝撃の理由

ジョンが新しい牛を買った時の事でした。その牛には、何か違うことがあるのを感じていた。毎朝、その牛の周りに奇妙な足跡を見たからです。そしてこの足跡はヒョウのものらしい跡でした。ジョンは牛がヒョウの獲物にされるのではないかと心配して、非常に恐れました。そこで牛を守るために、彼はカメラを設置することにしました。 そしてそのカメラに写っていたものを見た瞬間、彼はとても感動を受けたのでした。いったい何が写っていたのでしょうか。
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庭で発見された子犬ー拾われたところ衝撃の事実が発覚!?

早朝 とある日の朝、いつも通りコーヒーを入れていたアンナ。ところが、ふと突然、不思議なことに気づいた。キッチンの窓から外をのぞくと、庭の塀の近くで何かが動いているのが見えたのだ!そう、その正体はかわいらしい子犬だった。自分の目を疑ったが、たしかに子犬が一匹そこにいた。周りには誰もいなくて、子犬だけ。アンナは一瞬どうしようかと迷ったが、とにかく外に出てみることに。このまま放っていくわけにはいかない。ローブを着て外に出て、その子犬のところに駆けつけた。案の定、飼い主の姿はなかった。かわいそうに…。アンナがもっと近づくと、子犬は小さく鳴いた。アンナを怖がっているようには見えなかったが、アンナが子犬を抱き上げると、思いがけないことが起きた…! 続きは次のページへ!
ブログ ライフスタイル

【ヨガ】メリット10選!心と体が整う理由もご紹介!

10 メリット10選 1. ストレス軽減 ヨガは心地よい呼吸と静寂を促進することで、ストレスを軽減するのに役立ちます。このリラクゼーション効果は、生活の質を向上させ、全体的な健康に寄与します。 2.柔軟性の向上 ヨガのポーズは、筋肉の柔軟性を高め、関節の範囲を広げるのに役立ちます。これは身体的な快適さを改善し、様々な活動の実行を容易にします。 3. 筋力の向上 ヨガは全身を使用するエクササイズであり、それにより全体的な筋力が向上します。特に、体幹の筋肉が強化され、姿勢が改善します。 4. 姿勢の改善 ヨガのポーズは体幹を強化し、自然な、健康的な姿勢を促進します。良好な姿勢は背中や首の痛みを軽減し、自信を高めます。 5. 無意識の呼吸 ヨガは深く、規則的な呼吸を強調し、これがリラクゼーションと集中力を高めます。これは心肺機能を向上させ、代謝を高めます。 6. 瞑想的な側面 ヨガは瞑想的な側面を持ち、これが精神的な平和感とリラクゼーションをもたらします。これにより、ストレスや不安を軽減し、全体的な幸福感を高めます。 7....
ブログ 動物

普通の犬だと思って救助した10歳の少年。その正体を知って驚愕した。

ある日、学校から家に帰る途中で、ジェームズは何かの音を聞きました。それは、水の中で何かが動いているような音です。気になった彼は、その音が聞こえてくる方に向かいました。そこでジェームスが見たものとは、溺れかけている犬の姿だったのです。 すでに疲労しきった様子の犬は、助けを求めるような表情でジェームズに訴えかけます。それを見た彼はすぐに犬の元へと近づき、川から犬を助け出しました。しかし、その犬は川から上がった後も動こうとしません。
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ねこが3匹になったらどうだ? 「3匹のねこのおしえ」/ねこむかしばなし(9)

ねこむかしばなし 9話 もしも、誰もが知っているあのお話にねこが登場したら…? 桃太郎、シンデレラ、一休さんなど、誰もが知っているような有名な昔話や童話にねこが参戦!? 昔話にかわいらしさ、ふてぶてしさ、愛くるしさを兼ね備えたねこたちが加わることで、物語は新たな展開に! 童話×ねこの癒やし系ねこまんが『ねこむかしばなし』から、思わずニコニコしてしまうお話を21回連載でお送りします。今回は第9回です。 ※本作品はぱんだにあ著の書籍『ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集した無料試し読み連載です ◆3匹のねこの教え ◆元となったむかしばなし 三本の矢の教え 日本の戦国時代に毛利元就という武将がいました。 自身の命が長くないことを悟った元就は3人の息子を呼びました。そして3人の前で3本の矢を1本ずつ折ります。「1本では簡単に折れてしまうが…」と言ったあと、3本の矢を束ねて折ろうとするのですが矢はまったく折れません。「このように3本束ねればまったく折ることができない。この矢と同じようにそなたらもバラバラではなく、力をあわせて困難を乗り切りなさい」と伝えたのです。 結束することの大切さを改めて学んだ3人は固い絆で結ばれたのでした。 ◆敵にねこを送る
エンターテインメント

【シンデレラのガラスの靴とねこ】靴の持ち主を見つけたい王子。しかし猫の妨害に遭って!?/にゃんと!ねこむかしばなし(1)

『にゃんと!ねこむかしばなし』 1回【全15回】 作品の元となったお話の解説も! 神話や名作についても改めておさらいしながら楽しむ、ねこが加わった新たな展開の物語。 言わずと知れた数々の有名な物語にねこを融合させるのは、「ねことわざ」でおなじみのぱんだにあさん。童話や昔話にねこが加わるだけでひと味違った展開となり、悲劇の結末を迎えるお話ですらゆるくてキュートなお話に変貌します。登場人物たちがねこに絆される姿に、「まぁねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!? 誰もが知っている古今東西の昔話やおとぎ話。そこにねこが登場したら…? というもしものエピソードを、ぜひお楽しみください。 ※本記事はぱんだにあ著の書籍『にゃんと!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。◆シンデレラのガラスの靴とねこ ◆シンデレラのガラスの靴とねこ ◆元となったむかしばなし シンデレラ 継母と義理の姉妹にいじめられて過ごしていたシンデレラ。ある日、王子様のお相手選びも兼ねた舞踏会が開かれることに。しかし、ドレスを持っていないシンデレラは参加することできません。 悲しむシンデレラの元に現れた魔法使いが、夜の12時までという約束で素敵なドレスを用意してくれました。舞踏会で王子様に見初められ時間も忘れて踊るシンデレラ。しかし、12時の鐘の音が聞こえたため、名前も告げずに急いで帰ります。 その時に落としたガラスの靴を頼りに王子様はシンデレラを探しだし、再会した二人は幸せに暮らしたのでした。 ◆青ひげとねこ ◆元となったむかしばなし 青ひげ 昔、あるところに大きなお屋敷に住み、青い色のひげをたくわえた醜い男がいました。青ひげと呼ばれているその男はとある姉妹に結婚を申し込みます。青ひげの見た目に加え、過去に結婚した女性がすべて行方不明ということを恐れたものの、青ひげの意外な優しさに触れたことで妹は結婚を決意しました。 ある日、青ひげは出張にでかける際に奥さんに「あの部屋には入ってはいけない」と伝えます。ですが、我慢ができなくなった奥さんがその部屋に入ると、過去に青ひげと結婚した女性の死体が転がっていました。部屋に入ったことがバレた奥さんは青ひげに殺されそうになりますが、機転を利かせて姉に助けを求め、命からがら逃げ出せたのでした。 人魚姫とねこ...
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【さるかに合戦なねこ】あ、降りられないだけか。木に登った猫に邪推してしまったカニの話

【シンデレラのガラスの靴とねこ】靴の持ち主を見つけたい王子。しかし猫の妨害に遭って!?/にゃんと!ねこむかしばなし(1) 『にゃんと!ねこむかしばなし』 5回【全15回】『にゃんと!ねこむかしばなし』 5回【全15回】 作品の元となったお話の解説も! 神話や名作についても改めておさらいしながら楽しむ、ねこが加わった新たな展開の物語。 言わずと知れた数々の有名な物語にねこを融合させるのは、「ねことわざ」でおなじみのぱんだにあさん。童話や昔話にねこが加わるだけでひと味違った展開となり、悲劇の結末を迎えるお話ですらゆるくてキュートなお話に変貌します。登場人物たちがねこに絆される姿に、「まぁねこだから仕方がない」と思わず納得してしまうこと間違いなし!? 誰もが知っている古今東西の昔話やおとぎ話。そこにねこが登場したら…? というもしものエピソードを、ぜひお楽しみください。 ※本記事はぱんだにあ著の書籍『にゃんと!ねこむかしばなし』から一部抜粋・編集しました。 さるかに合戦 昔、あるところにカニが住んでいました。 カニがお昼ごはんにおにぎりを食べようとしたところ、猿がやってきて柿の種とおにぎりを半ば無理やり交換していきます。しかたないのでカニは柿の種を撒き、柿の木を育てました。大きくなった柿を収穫しようとした時、猿がやってきて自分が取ってやると言い出します。 しかし、猿は木に登って自分ばかり食べ、あろうことかカニには熟していない青くて固い柿をぶつけてケガをさせました。そのことを聞きつけた臼、ハチ、クリがカニのお見舞いにやってきて、猿への仕返しを企てます。 作戦は見事に成功。3人にやられた猿は改心し、柿の木に登って熟した柿をカニのために取ってあげるなど、仲良く過ごしたのでした。 ハンプティダンプティなねこ 昔、あるところにごんという名前のイタズラ狐がいました。 ある日、川辺で兵十という男を見かけます。ごんはいつものように軽い気持ちでイタズラをしたところ、なんとイタズラのせいでうなぎが取れず、活力の湧く食べ物を必要としていた兵十のお母さんが亡くなってしまったのです。このことを反省したごんはそれから毎日、こっそりと兵十に山の幸を届けます。 幾日か経ったある日、家の近くでごんの姿を見かけた兵十は「きっとまたイタズラしに来たに違いない」と思い、猟銃でごんを殺してしまいました。ごんの死体の周りに散らばった山の幸を見た兵十は「ごん、お前だったのか…」とつぶやいたのでした。